ダブルズームレンズキットはオススメしません
※2017年5月にアメブロに書いた記事を、一部訂正してアップしています。
ここ最近、カメラ購入についての相談を受けることが多く、同じような質問があったので、私の意見をちょっと書いてみます。
高倍率ズームセットがあれば、それがベスト
同じカメラボディでも、
- 1本だけレンズ(標準ズームレンズ)のついた「レンズキット」
- ズームレンズ2本(標準ズームと望遠ズームレンズ)のついた「ダブルズームキット」
- 高倍率ズームが1本ついたキット(ニコン一眼レフだと18-140、キヤノン一眼レフだと18-135、ソニーAPS-Cミラーレスだと18-135というレンズ)
- 標準ズームレンズ1本と単焦点レンズ1本の2本が付いた「ダブルレンズキット」
など、いろんな組み合わせがありますよね。
レッスンを受講してくれるママさんの話を聞くと、店頭に行くと「お得だし、この2本のレンズでなんでも撮れる」と「ダブルズームキット」を勧められることが多いようです。
確かに、ダブルズームの2本で、広角からかなり望遠までをカバーできます。ただ、ダブルズームキットで購入してもレンズ交換が面倒で「短いほうのレンズ(標準ズーム)しか使っていない」という方も多いです。
お子さんと出かけるのに交換レンズを持ち歩いて、望遠が必要になったら付け替える、なんて、想像しただけでも面倒くさいですよね。
子ども写真で望遠レンズを使う状況として、一番最初にあげられるのは「運動会」だと思いますが、望遠ズームだと全体を撮りたいときや子どもが近くにいる状況ではアップになりすぎてしまうこともあります。かといって、運動会の最中に2本のレンズを交換しながら撮るのは大変だと思います。
私のおススメは上の一覧から1つだけ選ぶとすれば(3)です。セットのレンズ1本で、ある程度何でも撮れますし、旅行もこれ1本でOK。
ただし、高倍率ズームとセットになっているカメラは少なく、たいていは(1)か(2)のセットで販売されています。
標準ズームレンズセットを買って、高倍率ズームを買い足す
ほしいカメラが(1)か(2)のセットしかない場合は(1)の標準ズームのみのセットを購入し、あとから高倍率ズームレンズを買い足すのがおすすめです。
ボディのみ購入し、好きなレンズを買う
レンズが選べるならボディのみで購入して、セットにはならないような性能のいいレンズ(ズーム全域で開放F値2.8の標準ズームや、開放F値の小さい単焦点レンズ)を購入するのも一案です。
最初は何もわからないまま、レンズ付きのセットを購入したけれど、カメラのことを勉強してレンズのことがわかってくると「セットレンズは買わないで、最初から単焦点レンズを買えばよかった」と思う方も多いようです。
とにかく、私が言いたいのは子ども写真を撮るなら「ダブルズームキットは選ばないでね!」ということです。
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